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2018年9月のサロン報告

 

9月の最終土曜日、台風24号の風雨が心配な中、無事に9月のサロンがすべて終了いたしました。

 

「おしゃれプチおはぎ」「栗餅」「梨果汁の琥珀糖」の3種類、どれもかなりの冒険をしてしまった9月です。

 

◇おしゃれプチおはぎ◇

通常のおはぎ(こしあん、つぶあん、ごま、きなこなど)ではなく、「ずんだ餡」「ココナッツ餡」「いちじく餡」という一風変わったおはぎに挑戦していただきました。

 

「いちじく餡」は全くのオリジナルとして頭に浮かんできたままに編み出したアンコです。

初めての食感に驚かれた方、ちょっと馴染めない方など評価は割れましたが概して喜んでもらえたみたいです。

 

◇栗餅◇

中津川の有名な「栗きんとん」に大好きな求肥を入れてみたいという長年の夢をサロンで実現させていただきました。

求肥大好きという参加者が多かったためか、とても好評でした。

 

栗と砂糖だけの純粋な「栗きんとん」に比べて、求肥を入れて包み込む作業で失敗しないために10%の白餡を混ぜました。

水分がほとんどない「栗きんとん」に比べて喉越しが柔らかでむしろこちらの方が好きという方もおられ、嬉しい反応でした。

 

◇梨果汁の琥珀糖◇

一番冒険したのがこの琥珀糖です。

「どこまで砂糖を減らすことが可能か」「生の梨果汁を入れても固まるか」

この2点が大きなテーマでした。

 

7回開催したサロンのうち、失敗が1回、4人のうち3人の琥珀糖が固まらず。

原因を探るべく失敗回のあと、何度も何度も試作を続けてみましたが確たる原因は未だにつかめず仕舞いです。

もう少し検証を続けたのち、レポートを書きます。

 

「はんなり和菓子ラボ」の字のごとく、今月は実験的な要素が多く、また実際に実験と検証の繰り返しの連続でした。

 

しかし参加者の皆さまもそのあたりはよくご存知で、気長に実験にお付き合いしてくださるので、毎月、感謝感謝のサロンでございます。