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2018年10月のサロン報告

昨日、10月のサロンも無事に終了いたしました。

全日程7日間で、17名の参加者の皆さまと和菓子作りを楽しみました。

 

10月のテーマは

・柿餡を自分で作ってみる

・栗味の落雁の配合をオリジナルで考えてみる

・「球断器」で遊ぶ

の3点でした。

 

柿餡は、

柿を買ってくる→柿の皮をむく→柿を野菜乾燥器に入れる→1日経ったら柿をやさしくもみほぐす→あと1日待つ

の工程で「自作干し柿」が簡単に作れることがわかりました!

あとは白餡との配合です。

これも何パターンか試してみた結果、 干し柿:白餡=2:1 の時が一番バランスがよいということがわかりました。

また濃厚な干し柿餡に対してある食材を2点思いつき、試してみたところ皆さんまからも大好評でした!

 

栗味の落雁をどのように作るか?

「生の栗を蒸して使う」「栗の甘露煮を使う」「甘栗を使う」

この3つを試してみた結果「栗の甘露煮を使う」に軍配が上がりました!

 

これも柿餡同様、マッシュしてから野菜乾燥器に入れ、乾燥したあとに粉砕してパウダー状にします。ここでも「野菜乾燥器」と「粉砕機」がすごく役立っています。

自家製マロンパウダーができたら、落雁を打つための粉配合を決めます。

いろいろなパターンを試してみましたが、今年はこれでよしという配合までなんとか行き着くことができました。

「自家製マロンパウダー」+「粉糖」+「寒梅粉」+「市販のマロンパウダー少量」です。

それでは落雁の生地を作る時に必要な「しとり蜜」はどうするか?

ただでさえ甘い栗の甘露煮を使っていますからここは考え所です。

最終的に考え付いたのは「蒸し栗を使う」です!

蒸し栗の水分で十分であるということが判明いたしました。

 

「球断器で遊ぶ」は皆さま、初めて見る和菓子のお道具の仕組みにただただ驚き、子どものように夢中になって遊んでおられました!