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2019年9月のサロン報告

バタバタと過ぎ去った9月ですが、8回のサロン開催に21名の皆さまがご参加くださいました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

 

★「着せ綿」

重陽の節句の行事として、昔の人は風流なことを行ったものです。

《夜露に濡れた菊の花の香りを真綿に移し、その綿で体を拭くことによって長寿を願った。》

今では廃れてしまった風習ですが、和菓子の世界では意匠が脈々と受け継がれています。

 

三角棒で16弁の花びらを切っていくのですが、16等分は初めからうまくいくものではありません。そこで今回も登場しました「秘密兵器」!

初めての方でも少しでも美しい菊の花が作れますようにと願っての「秘密兵器」、コツさえつかめばあとは皆さま上手に切っていらっしゃいました!

 

チャレンジャーたちは、一色ではなく二色使いで「ぼかし包み」も!

やってみたいことはなんでもトライしましょうのスタンスのサロンならではの挑戦に拍手です!

 

 

★「蓮根秋色プリン」

「れんこんを和菓子に」というチャレンジです。

蓮根菓子で思いつくのは、金沢市森八さんの「蓮根羹」と京都市紫野和久傳さんの「西湖」が有名ですが、今回挑戦したのは、森八さん系のもの。

 

佐賀県から蓮根を取り寄せ、蒸してフードプロセッサーにかけペースト状にして使いました。

これを寒天液と混ぜ合わせるのですが、蒸した蓮根はまるでクリームシチューのような香りと粘りを持っています。この食感と香りを寒天液で固めてしまうだけでは物足らず、何か足したい、何か加えたいをずっと考え続けた結果、「メレンゲ」に行き着きました。

 

「フードプロセッサーで少しだけ蓮根のつぶつぶを残し、メレンゲでなめらかさを補う」

 

この思いつきは大成功!とても不思議な蓮根和菓子が出来上がりました。

 

秋色ということで使ったアプリコットジャムはとても主張が強いことが判明、別容器に入れてお好みで使うという方法に切り替えました。

 

 

★「和クランブル落雁」

やわらか落雁です。

今回のやわらか系落雁は、京都市紫野和久傳さんの「五宝」というお菓子を再現するつもりで試作を重ねました。

 

特徴は、ナッツ類やドライフルーツ類がたっぷり入るとともに、京都大徳寺の「大徳寺納豆」を入れたことです。

甘い中に塩辛い風味がピリリと効いて、何とも言えない風味豊かなお味が出せました。

また、オリジナルの配合として「あるもの」を加えましたが、それがあるほうがないよりもずっと美味しく感じたのはわたくしだけではありません。

  

木型はオリジナルで考え出した、桝型です。食べるときに切りやすいような線もひらめいて(手作りで)加えました! 

 

 

★じっくりラボ「秋の練り切り3種」

「着せ綿」「月見」「毬栗(いがぐり)」の3種類を。

 

「月見」は白餡ではなく漉し餡を使って練り切り生地を作りました。

 

中餡も工夫を重ね、

「着せ綿」は参加者のお一人が持ってきてくださったほうじ茶パウダーを加えて、抹茶ならぬほうじ茶の香りたっぷりの中餡になりました。

 

「月見」は中餡ではなく、中求肥。7月に作った土用餅のような食感の練り切りです。

 

「毬栗(いがぐり)」は栗餡です。生栗から甘露煮を作り甘さ控えめの栗餡が出来上がりました。

 

 

今月も、皆さまのなかなかのチャレンジ精神で乗り来ました。

楽しい和菓子作りに感謝感謝です!!

 

 

 

第1回目はとても緊張しますが、段取り的にはほぼほぼうまくいきました!

 

 

9月2回目。お一人だけの参加! もう余裕です!!たくさんおしゃべりしながら。

 

 

3回目。初めての方のご参加がありました。なんと和菓子屋さんに嫁いだ方!こちらのほうが緊張してしまいます!

 

 

9月4回目。英語で和菓子の日でしたが、人数が揃わず日本語和菓子に切り替えました!

でもレシピはちゃんと英語版も作りました!

 

 

5回目。区内の方が3人です。うちお二人は国際交流のボランティアスタッフです。

 

 

6回目。研究熱心な常連さんがお二人。毎回いろいろなアイデアを試されます。

その意欲には驚かされるとともにこちらも気を引き締まります!

 

 

7回目。土曜日午前中のサロン。この日にしか参加できないという人たちの定番の日になりつつあります。

 

 

8回目。月に一回の「じっくりラボ」の日です。

練り切りだけを作ります。生地の作り方はかなり慣れてこられた頃でしょうか。

三角棒、木型、きんとん通しといった違うツールを使って3種類の練り切りを作りました。

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