なぜか12月は和菓子で遊びたくなってしまいます。
一昨年の「あんこ玉クリスマスツリー」「ポップコーンの松ぼっくり」
昨年の「練り切り・クリスマスリース」や「羊羹ロリポップ」などなど。
さて今年は、何をして楽しみましょうか?
餡子クリームと口金を使って「クリスマスデコレーション」はいかがでしょうか?
参加者の皆さまのワクワク感が伝わってきます。
先月の「菊針切り」の緊張感とは一味も二味も違うみんなで楽しむクリスマスです!!
★「クリスマス浮島」
昨年も大評判だったクリスマス浮島。
和のスポンジケーキです。
卵白メレンゲでしっかりと生地を浮かせますが、餡子を入れることで程よいしっとり感が出せるのです。
昨年は「アールグレイ」生地でしたが、今年は「柚子」生地です。
たっぷりの柚子ピューレと柚子皮の香りが漂います。
出来上がった生地を、薄く伸ばしたココア味練り切り生地で包みました。
さらにここからがお楽しみの本番です!
ラズベリー餡と抹茶餡の餡子クリームでデコレーション。
バラ口金と型紙を使えばどなたでも簡単にポインセチアを作ることができます。
美しい浮島デコレーションが出来上がるとみんなテンションあがりましたよ〜!
★「純白落雁」
クリスマスの落雁が作りたくて、新たな木型を発注しました。
サンタさん、雪だるま、ベルの3点です。
クリスマスなので、純白の落雁にしたいと思いました。
ココナッツミルク?
カルピス?
いえいえ、思い浮かんだのはライチです。
ライチの実からエキスを搾り出して葛と混ぜました。
う〜ん、良い香りです。
ライチの香りはバラの香りに近いものを感じますので、ローズエッセンスも数滴加えてみました。
あとはクリスマスらしくラッピングをしましょう!
★「あんこ松ぼっくり」
今回の松ぼっくりも口金を使って絞り出すタイプです。
コーヒー餡を使いました。
土台にする部分はどうしよう?
餡子だけでは少々もの足りません。
何を足せば良いか?
色々考え、結局はあんころ餅風に求肥を入れることに。
中心に求肥、求肥を包むのは「栗餡」と「ラムレーズン餡」
そしてさらにその外側をコーヒー餡で飾り付けていくという手法です。
少しだけオーブンで焼けば、しっかりと手でも触れる硬さになります。
オーブンから出して、鳴かない粉糖を振りかけたらまるで本物のような松ぼっくりが完成しました。
★じっくりラボ「浮島クリスマスデコレーション」
月に一度のじっくりラボ、12月は「クリスマスデコレーション」にこだわりました。
浮島生地はスタンダードサロンと同じく柚子味で。
12cmの円形モールドに入れて作ります。
生地作りは全く同じですが、そのあと、練り切りで包む工程の代わりに餡子クリームを全面に塗ります。
洋菓子のデコレーションと同じようにクリームを塗って、あとは好きなデコレーションをしましょうと。
松ぼっくりはバラの応用。ポインセチアもバラ口金で作れます。
バラ口金一つで全てのデコレーションができてしまいました!
和菓子でもこれだけ遊べることがわかってなんか嬉しいのと、あとはどのような応用が可能か色々考えるのもまた楽しいです!
★和菓子100人分製作プロジェクト
ガーナ人のトニー・ジャスティスさんのこども食堂。
お弁当配布に一緒に配っていただく和菓子の提供、今月は「羊羹ロリポップ」です。
昨年のクリスマスに実施してかなりのインパクトがありました。
お子さん方が喜んでくれそうな和菓子を考えたら、この羊羹ロリポップに行き当たりました。
作業が細かく面倒な工程が続きますが、ボランティアの方たちは嫌な顔一つせず「きっとお子さん喜びますよ〜」と楽しんで作業してくださいました。
◆12月のサロン第1日目です。
お一人さまの参加。茶道の先生も今日は童心に戻ってデコレーションを楽しみました。
◆サロン2日目。午前中のサロンです。当日キャンセルがあったので4名さまの参加となりました。純白落雁も楽しく、松ぼっくりは本物そっくりに、そして大輪のポインセチアはラズベリー色で輝いています。(参加者の写真撮り忘れました)
◆3回目も1名さまのご参加。1名さまの時はおしゃべりに花が咲いてしまうのですが、今日は”真面目に”取り組みました。落雁のラッピングは差し上げる人のお顔を思い浮かべて。
◆4回目はじっくりラボ、クリスマスデコレーションのみのサロンです。12cmの大きさのラウンド型で柚子浮島を作ったあとは、好きな色の餡子クリームを作ってイメージに沿って各パーツを作っていきます。スタンダードサロンで製作した松ぼっくり、今日は小さめに作ってこれもデコレーションに使います。ブルーローズはバタフライピーで、ピンクのローズはラズベリーで、白いバラや白い松ぼっくりもありました。クリスマスまで冷凍しておこうという人が多かったです。
◆サロン5回目もじっくりラボの「クリスマスデコレーション」です。
お二人のご参加でした。My口金にMyカップラー持参でイメージもしっかり予習してきた人、スタンダードサロンから2週間後のじっくりラボなので余裕の製作だった人、お二人とも素敵な和のケーキが出来上がりました。
◆サロン6回目は「英語で和菓子」です。
クリスマスイブ前日でもあり、今年最後のサロンでもありましたので、スタンダードサロンではありますが、急遽12cmのラウンド型浮島に変更しました。
純白落雁の製作後、松ぼっくりは小さめに作って、これもデコレーションに使います。
ただし、ラズベリー餡と抹茶餡、加えて松ぼっくりのコーヒー餡はスタンダードサロンの既定路線のため、ブルーローズなどは作れませんでした。
しかし間近に迫ったクリスマスを確実に和菓子でお祝いできることになり、皆さん大満足のサロンとなりました。
◆100人分和菓子製作の日【羊羹ロリポップ】
4回目の12月は「羊羹ロリポップ」です。
雪だるまとクリスマスツリーのモールドに羊羹を流し込んで作ります。
細かい色分けのため、帽子やマフラー部分に微量の羊羹液を先に流し込んでおきます。
ツリーのオーナメントは小さな羊羹液をドットで表します。
最後は顔と目を入れて完成!
抹茶味のクリスマスツリーとカルピス味の雪だるま、お子さん方が喜んでくれたことを確信しています。